マングローブ林でみられる甲殻類の仲間について
学名:Thalassina anomala
マングローブの林の中や、さらに陸側で生活しています。 地面の中にトンネルを掘ってそこで生活しているので、トンネルの入り口にはオキナワアナジャコが運び出した泥で、高さが1メートルにもなる大きな泥の山ができます。
学名:Uca lacteal perplexas
マングローブ域や河口の砂泥地などに穴を掘って生活しています。
沖縄では一番よく見られるシオマネキで、甲羅に横線が数本あるように見えるのが特徴です。
オスが求愛の時にハサミを振り上げるウェービングの様子はダイナミックで、あたり一面でたくさんのオキナワハクセンシオマネキが白い大きなハサミをいっせいに振り上げています。「ハクセン」の名前は「白扇(しろいおうぎのこと)」の意味で、このダンスに由来していると言われています。
オスの片方のハサミが大きいのがシオマネキの仲間の特徴です。
★シオマネキの仲間のオスは、大きなハサミを振って「ウェービング」と呼ばれる動きをします。これはメスを呼びよせる求愛のための動きで、大きなハサミを振る動作が、潮を「おいでおいで!」と招いている姿に見えることから「潮招き」と呼ばれています。
学名:Helice formosensis
マングローブ域や河口の泥地などに穴を掘って生活しています。 甲らの幅は3cmぐらいです。見えにくいですが、甲らに小さな点々模様があるのが特徴です。
学名:Scylla serrata
マングローブ域や河口、内湾にいる大型のワタリガニの仲間です。 ノコギリガザミのハサミはとっても大きく力が強いので、指などをはさまれると大変です。はさまれないように注意して下さい。食用になり、とっても美味しいです!
学名:Uca vocans vocans
マングローブ域や河口の泥地に穴を掘って生活しています。
人が近づくと、サササッと巣穴に入ってしまいますが、動かないでしんぼう強く待っていると、あちらこちらからひょっこりひょっこり出てきます。
オスは片方のハサミだけがとても大きく、オス同士のケンカや、メスへの求愛などに使われます。
★シオマネキの仲間のオスは、大きなハサミを振って「ウェービング」と呼ばれる動きをします。これはメスを呼びよせる求愛のための動きで、大きなはさみを振る動作が、潮を「おいでおいで!」と招いている姿にみえることから「潮招き」と呼ばれています。
学名:Yongeichthys criniger
マングローブ域や河口の岩場などに穴を掘って生活しています。マングローブの木によじ登って、昆虫などを捕まえて食べたりもしています。 甲羅(こうら)の両端にとげがあるのが特徴で、これが「二歯カクガニ」の名前の由来です。逃げ足が速いので、なかなか捕まえることができません。
学名:Uca tetragonon
マングローブ域や河口のやや小石の混じるようなところに穴を掘って生活しています。
その名の通り、甲羅(こうら)は美しいるり色で紫色の斑点があります。大型のシオマネキで、日本では八重山、宮古、沖縄諸島に生息しています。
警戒心がとても強く、なかなか近くでは姿を見せてはくれません。また数も少なく、詳しい生態もよくわかっていません。
オスの片方のハサミが大きいのがシオマネキの仲間の特徴です。
★シオマネキの仲間のオスは、大きなハサミを振って「ウェービング」と呼ばれる動きをします。これはメスを呼びよせる求愛のための動きで、大きなハサミを振る動作が、潮を「おいでおいで!」と招いている姿に見えることから「潮招き」と呼ばれています。
学名:Uca chlorophthalmus crassipes
マングローブ域や河口の泥地などに穴を掘って生活しています。
鮮やかな赤色のハサミが特徴で、甲羅(こうら)は赤色~青紫色で縞模様があったりと様々です。赤色の体は遠くからでもよく目立ちますが、とても臆病(おくびょう)なので近づこうとするとサササッと巣穴に逃げてしまいます。観察するには巣穴の前でじ~っと待たなければいけませんね。
オスの片方のハサミが大きいのがシオマネキの仲間の特徴です。
★シオマネキの仲間のオスは、大きなハサミを振って「ウェービング」と呼ばれる動きをします。これはメスを呼びよせる求愛のための動きで、大きなハサミを振る動作が、潮を「おいでおいで!」と招いている姿に見えることから「潮招き」と呼ばれています。
学名:Mictyris longicarpus
河口の砂地や泥地にいる小型のカニです。潮が引いて干潟があらわれると、干潟を群れて行進しています。 ハサミを器用に使って、砂や泥を口に運んで、砂や泥の中の有機物(ゆうきぶつ)や藻(も)を食べています。ミナミコメツキガニの食事のあとには、たくさんの砂ダンゴができます。 人が近づくとクルクル回りながら、あっという間に砂の中にもぐってしまいます。 カニなのに前歩きもできるんです。