マングローブ林でみられる昆虫の仲間について
和名:アナバチの仲間
学名:Sphecidae
学名:Sphecidae
アナバチの仲間はミツバチやスズメバチのように集団では生活しません。1匹で生活をする「狩りバチ」で他の昆虫やクモなどを捕まえて幼虫のえさにします。巣はワラなどの管や、木の虫食い穴などを利用します。この巣に毒針で麻痺させた獲物を運び、そこに卵を1つ産み付けて巣にフタをします。卵からかえった幼虫はこのえさを食べて成長します。捕まえた獲物を運ぶために、大きなアゴをもっているのが特徴です。
和名:セイヨウミツバチ
学名:Apis mellifera Linnaeus
学名:Apis mellifera Linnaeus
南は沖縄から北は北海道まで広い範囲で見ることができます。 花の蜜(みつ)や花粉を集めて、えさにしたり幼虫を育てたりして集団で生活しています。むれにはたった1匹の女王バチとたくさんの働きバチがいます。 昔から、ハチミツを採るためによく飼育されています。マングローブの花の蜜からできたハチミツはどんな味がするのでしょうか?巣をいじったりすると、ミツバチは危険を感じて襲ってくるので、巣にいたずらはしないようにしましょう。
和名:コガタスズメバチ
学名:Vespa analis Fabricius
学名:Vespa analis Fabricius
南は沖縄から北は北海道まで広い範囲で見ることができます。低木やシダ植物、ときには民家などにも巣を作ります。
春に女王バチが1匹でトックリ型の巣を作り、その中で働きバチを生み育てます。やがて働きバチが大きくなって羽化(うか)すると、この巣はすっかり取り壊され、今度はウロコ模様でボール状の巣が作られます。幼虫のえさにするために、ハエやアブなどの昆虫を捕まえます。
スズメバチの仲間は、めったに人を刺すことはないけれど、仲間や巣が攻撃されたり異常を察知したりすると、集団で襲ってきます。巣の近くで騒いだり、巣をいじったりしないようにしましょう。スズメバチに刺されるとても危険です。