根の形から種類を調べてみよう
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主なマングローブの根の種類
根の役割は、水分や養分を吸収すること、呼吸をすること、幹を支えることです。マングローブの中にはふしぎな形の根を持つものがあります。 ここでは、マングローブの主な根の種類を紹介します。(国際マングローブ生態系協会理事長の馬場が監修したマングローブ生態系探検図鑑(偕成社、2017)を参考にしています。)
支柱根(しちゅうこん)
タコの腕のように、幹から四方に伸びる根は、支柱根(しちゅうこん)と呼ばれています。潮の影響をうけるやわらかい土で、幹を支えるのに適しています。
膝根(しっこん)
わたしたちが膝(ひざ)をまげたような、折れ曲がった形をしていることから、膝根(しっこん)と呼ばれています。
筍根(じゅんこん)
木のまわりに筍(タケノコ)のように生えていることから筍根(じゅんこん)と呼ばれています。マヤプシキやヒルギダマシが筍根を出しますが、ヒルギダマシの根はマヤプシキの根より細いのが特徴です。これらの筍根をよく見ると、緑色をした部分があり、光合成もしています。
板根(ばんこん)
板のように広がって発達するため、板根(ばんこん)とよばれています。やわらかい土で幹を支えるのに適しています。干潟と陸地の堺に生えるサキシマスオウノキは大きな板根を発達させます。